ブリとグレープフルーツのそっくりサラダ
じゃあ白身魚のカルパッチョと菜の花のパスタなんかいいかしら…♪と
わが思いつきにウットリしつつスーパーに乗り込めば、そこはまだシバれる冬。
いわゆるカルパッチョ向きのお魚なんてありゃしない。鮭、牡蠣、鱈、白子。
鍋に入れてけろと言わんばかりの面々。野菜だって水菜、大根、白菜、里芋。
でも、ここで鍋に宗旨替えしては、心の中のジローラモさんに申し訳が立ちません。
目を閉じてしばし集中、「ボォナセ~ラ!切れてナ~イ!!」 よしっ。行ける!
手にしましたのは、春菊、グレープフルーツ、ディル、そして特売のブリ刺身。
まずはサラダに取りかかりました。
1・グレフル(長いので略)は皮を取り食べやすく切る。ブリも同様。
2・常備しているレディーサラダのせん切り+ザク切りのディルに1を乗っけるだけ。
3・ドレッシングは、グレフル絞り汁+EXVオリーブオイル+ビネガー+マヨ少々。
と至ってシンプルな一品ながら、なんと制作過程でものすごい発見が。

淡いピンクの果肉がブリ刺とウリふたご!!!
アレ?今どっち切ってるんだっけ?と混乱するほど。
生まれも育ちも違うこの二人が、いまこの時、
図らずもわがまな板の上で出会ってしまった
まるで大映ドラマのような偶然…。
本日はこの巡り合わせに乾杯することに。
お味も素敵なマリアージュ。
イタリア語ならノッツェ(いま調べた)
ぷりっと脂の乗った鹿児島産ブリに
ディル特有のすがすがしい香味が絡み、
グレフルの爽やかな甘酸っぱさが追いかけます。
ブリの脂をさっぱりさせてくれるのは、フレッシュな泡立ちのスプマンテ。
「ヴォーノ!」とカンツォーネを歌い出しそうなウマさです。
パスタは、さっと茹でて刻んだ春菊とハム+ホタテ缶を軽いクリームソースに。
食いしん坊の友人のオススメでネット購入した『セタロ』の乾麺は、
ベスビオおろしに晒されたモチモチ食感が絶品♪
こうして束の間のプリマヴェーラを満喫した我が家。
一変して寒さが戻った今晩は日本人に戻って、お鍋。心の吉幾三を呼びに行かなきゃ。
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