中華風ぶり大根
冬はいつも似たよーなスープや煮ものを使いまわして生きておりますが、
こないだ思いつきで作ったら家族に好評だったのがこれ。
料理教室に来てくれた、ご主人の実家が農家のママ仲間から「お礼に」といただいた
大根丸ごと1本に、ぶりの旨みを吸いこませました。
しょうが+ゴマ油+黒酢の香りがぶりのクセとなじんで、
コクはあるけどクドくない仕上がりです。

2.水4:醤油1:酒1くらいの割合の煮汁(なめてみてやや薄めと感じる程度)を
鍋の大根が浸る程度入れ、強火で煮立たせアクをひく。
3.熱湯で霜降りにしたぶり(切り身と、あればカマ)、生姜薄切り1片ぶん、
中国黒酢2回しほどを加えて、中弱火にし落としぶたをしてフツフツと10分ほど煮、
火を消して味をなじませる。
4.柚子皮を散らして召し上がれ。お好みでどっさり香菜も合いそう。

作りたてより煮返した翌日、翌々日がおいしい。
忘年会で大酒飲む日にも、
置き土産として作っておけば家族もにっこり。
朝ごはんにも、味しみしみ大根のしあわせ…。
残った煮汁は、網かキッチンペーパーでこして冷蔵保存しておけば、
のばすだけで滋味深いスープが登場。
鶏ももブツ切りと野菜を足して、しみじみうまい煮込みうどんにしたり。
うどんを食べ終わったらおもちを入れて、寒い朝のおなかをあっためたり。


魚+肉、海のものと山のものが合わさると立体的なうまみになるんですよね。
これはさらに黒酢の風味も溶け込んでるので、まこと奥行きのある味わい。
展開料理の基礎として十分な力量といえるかも…お試しあれ。