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『新北海園』(六本木/中華)

Bysnuko

この週末『新北海園』にて、スヌ子父のバースデイパーティ
(昨秋うやむやになっていた母の誕生祝も同時開催)。
さまざまな候補から、乳飲み子がいてもOK・全員が集まりやすい立地、
両親もリラックスして楽しめ、かつ兄弟割り勘でも無理のない
リーズナブルプライスという条件で吟味した結果、こちらの個室を予約してみました。

メニューは、宴会料理6000円コース
最後の炒飯を坦々麺に変更してもらうことにし、
まずはビールと、クラゲ・アワビ・きゅうりなどが混ざった冷菜でカンパーイ。

ん?ちょっとクラゲの歯応えが足りないような…。 まあまあ、もう1杯。
わー海老マヨ!これ好きダス・初めて周富徳(今いずこ)の赤坂璃宮で出てきた時は
衝撃美味だったねえなどと語りつつパクリ。マヨは自家製っぽく甘めです。
お次は平たいお皿にいっぱいのフカヒレスープ。ハムの姿も見え隠れ。
あれ、でもけっこう薄味…あんまりフカヒレっぽくないなあ。
鳥の唐揚げは甘辛ソースがピリッ。うーんこのお味、中華の王道!

と、ここらへんまでは各料理にこまめな感想を抱いておりましたが、
紹興酒8年物ボトル熱燗が円卓をぐゎんぐゎん回り、
プレゼントが開封され、あら似合うわいい感じ・ところでさとファミリートークも炸裂。
傍ら子スヌたちにも食べさせ…と忙しくしている間に、どんどん新たな皿が登場。
手際よく取り分けてくれるそばから、わーーっと平らげゴフゴフ飲んでいたら、
アラもう? 坦々麺になってしまったのでした。

名物の坦々麺は、こっくりまろやかな胡麻スープを味わうスキも与えず
だしぬけに強烈な辛さが脳天直撃。
「かれぇなあ、これ!」江戸っ子の父(満63歳)の大声は厨房に届いていたらしく、
すかさずポットの中国茶が出てきました。

デザートの甘ったるい杏仁豆腐には一同不満を隠さず、
リベンジにと追加したマンゴープリンもあっれー?イマイチ。

コースのほか、子スヌ向けの野菜粥、里芋の薄皮揚げ、胡麻団子も追加し、
ビール人数分+紹興酒ボトル3本平らげて1人約1万円也。

結論から言えば、すっごくおいしい!ってことはなく、
懐かしささえ覚えるオーソドックスな中華。
残念ながらやや大味だと感じる部分もありました。
にも関わらずこのお店、なんだか不思議とヨカッタのです。

東京に名店は星の数、連日連夜メディアでは旨い店情報が目白押し。
競争相手が多ければ自ずと切磋琢磨、嫌が応にも各店レベルアップ。
そんな旬のお店のスターシェフが作るものは、確かに素晴らしくおいしい。
対する客側も、上客たるべくこなれた態度。互いに心地よい緊張感がみなぎって…。

人気のお店、予約の取れないお店ってだいたい↑こんなムード。
でも、この『新北海園』は、そうしたゾーンからあまりにもかけ離れていました。
子供椅子をいそいそ運んでき、坦々麺が食べたいといえば
「じゃ炒飯やめちゃう。麺ネ」とあっさり請合ってくれるおじさん。
コックに聞いてきます、なんて焦らしはナシ。
香港の古い店みたいな内装、雑然としながら活気のある店内。
カップルもファミリーも、もちろん一人で中華そばだけでも
誰もが肩の力を抜いて楽しく食べている。

ホスピタリティとまでは言えないかもしれませんが、
きっとここなら、誰といつ行っても和め、単純にお腹いっぱいになって
「ゴチソウサマー」とすっきり帰れそうだ・安心だ・いいなと思ったわけです。
そして、今そういうお店って都心では意外と少ないんじゃないかな、とも。

でも、食材の内容からすれば、4000円くらいのコースで十分満足できそう。
内容は、青菜炒めとか水餃子とかチリソースみたいな超定番。
フカヒレなんてここで食べなくても、いいの。
次回はそうしよっと!

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Comments 1

There are no comments yet.

sarumi  

No title

”強烈な辛さが脳天直撃の坦々麺”・・・、いいなぁ。(お父様お可哀想)
わたくしも大大大~~~好き!! o(≧∇≦)o
特に『登龍』(麻布十番)の超濃いコイ辛いのが一番好き!
かといって早々いく機会もないので、しょうがなくその辺の店でたべると、
後ろから飛びひざ蹴りをくらわしたい衝動にかられることばかり・・・。
愛しの坦々麺、おいしいのね「新北海園」。
しかとメモりました。 φ(..;)
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2005/03/09 (Wed) 03:59 | EDIT | REPLY |   

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