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ベガ・シシリアという宝石のようなワイン

Bysnuko

あの素晴らしく贅沢で美味だったレッスン、もう2年も前になるのね・・・。
スヌ子の特別レッスンルポ:「ベガ・シシリアワインを楽しむ昼下がり」

と、折に触れて思い返していたワイン、ベガ・シシリアの奥深い味わい。
シシリアという言葉から、はじめはイタリアのワイナリーと勘違いしましたが、
知る人ぞ知るスペインのトップワイナリーです。

今回は、義姉妹との新年会でもお世話になった
銀座資生堂ビルのファロ、特別室で。
輸入総代理店のミリオン商事・本間社長と
ベガシシリアオーナー・パブロ氏を囲む、
まさに夢のようなお食事会にお招きいただきました。
昨年11月にリリースされた「マカン」も味わえるとのことで、
向かう足からわくわくが止まりません。

ボランジェ・ラ・グランダネ2004で乾杯後、
オレムス、トカイ・マンドラス・フルミント。やっぱり、これ大好き!!!
オレムスブランドは、ベガシシリアプロデュースのハンガリーワイン。
ハンガリーワインの甘口印象を覆す、ふくよかかつ凝縮感ある辛口。
比較的買いやすい価格で、グラタンなどの家ごはんにも合わせやすいから、
特別レッスンの際には飛ぶように売れましたっけ。
赤座えびのクルード、ねっとりと甘いこと。
付け合わせにフェンネルとオレンジは出合いものだけど、
特別なうまみがあると思って伺うと、えび味噌を絡めていると。
こういうアイディア、すぐ真似したくなっちゃう。

うわっ、きた!
マカン2009、2010飲み比べ。
最初は鉄分の多いビターチョコレートのようなかたさがあり、
それはもちろんおいしいのだけど、
まさに刻一刻と変わってきます。
2010年のふわっと立ちのぼる香りに心を奪われていると、
2009年が静かに駆け出すから、注意深く飲まなくちゃ。
はあ、おいしい。
黒トリュフのタリオリーニ。
卵っぽい麺とトリュフ、いつまでも食べ続けたい・・・。
こりっしゃりっとした歯触りも贅沢。

真打ち登場、バルブエナ5アニョ、マグナム。
喉をつるーーっと滑り落ちてゆくようななめらかさ。
そして鼻に抜ける豊かな回香、本当に素晴らしい。
グランヴァン以上の価値があるね、と皆さんの意見が一致。

網で獲った子鴨、やわらかくジューシー。
鉄砲で撃つと衝撃でキュッと身がしまってしまうから、網の方がいいのだとか。
私が鴨なら、一撃でわかんなくなるほうが精神衛生上いいけどな^^;

チーズには、馥郁としたトカイらしい甘口ワインに、
今夜の幸せを反芻しながら並ぶグラスを繰り返し味わいます。

酔うと記憶が飛びがちな私ですが、
この日の味とお話は、くっきりとすべて覚えております。
すごいワインは、すごい情熱を持った人の手で作られている。
そのことをあらためて深く考え、知ることができたからかな。

得難い素晴らしい機会を、ありがとうございました。
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