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かき氷機「YukiYuki」レシピ製作秘話(長文注意

Bysnuko

暑いですねえ…、つめたい画像をどうぞ。
4月からの準備期間を経て、ついに明日発売となる
家庭用かき氷機 「YukiYuki(ゆきゆき)」。
この商品添付のレシピブックづくりをお手伝いしました。

YukiYukiのコンセプトは、台湾風のミルキーなふんわりアイス
「雪花冰(しぇーほぁぴん)」がおうちでできる!ということ。
オリジナルの刃の構造により、薄片というのか、
ひらひらとうすーーい、わた雪のようなかき氷を削り出せる画期的なマシンなのです。

最初の試作では、水を容器に入れて凍らせた普通の氷を削ってみました。
おお。家庭用かき氷機にありがちなジャリッとした食感がなく、
本当にふわんふわんで、口に入れるとさーっと溶ける!!!
子どもの頃から大好物だったのはカルピス氷。
そこで、濃いめに作ったカルピスを凍らせて削ってみたら、これまたうまし。
レシピブックには載せられませんでしたが、手軽な混ぜ氷ならこれおすすめ。

バナナミルクも凍らせてみた。
これ絶対イケる!と思ったのに、
バナナの甘味が消えてしまい、芋?っぽくなっちゃってイマイチ。
試食担当のうちの娘たちも
「なんか、そのまんま飲んだ方がいいね〜」とバッサリ。

そういえば!
10ン年前には、鹿児島天文館の「むじゃき」の氷しろくまに夢中になり、
クール宅急便で取り寄せたりもしましたっけ。ああいう味を目指すのもいいな。
不細工すぎる!くまに見えん!!…と不評(泣
でもシロップを10数回作り直し、好みの味に到達。
不細工も修正のうえ、レシピブックに載せることができました。


ひらめきを求めて、かき氷取材遠征も。

これは、鵠沼海岸の名店「埜庵(のあん)」のWいちご。
氷の底に苺ゼリーが入っているのです。
奥はマンゴーヨーグルト。
“冷たすぎない”のが特徴の天然氷、さすがのふわふわ。
真夏は11時の開店前から長蛇の列・整理券が出るという殺人的な混みようですが、
朝一番にここを目指し、江の電で鎌倉に出て、
オクシモロンやオルトレヴィーノなどのおしゃれなお店に寄り、
ぶらり一日散歩というコースは最高!
埜庵の常連Yちゃんが教えてくれた素敵なプランです。
黒こしょう添えのほろ苦キャラメルシロップも◎(↓取材と称して2度も行った)

こちらは谷中の名店「ひみつ堂」の晩柑シロップ。
柑橘の苦みがさわやか。
名物“いちみ(いちごミルク)”や山桃も美味でした。
でも、名店に行って思ったのは、
天然氷+旬のフルーツシロップの味を家で再現するのは難しいと。
それはお店でいただくのがベスト。
自宅では、ベースの氷に何かを混ぜるだけでほぼ完成、という手軽さと、
単純で失敗のない手作りシロップ、というレシピに絞りました。

なんと言っても自信作は、この表紙の台湾風ミルキーアイス。
牛乳と練乳の割合がポイントで、なめらかふにゅっととろけるアイス。
台湾でウハウハと食べた記憶を頼りに、もっとおいしいをめざしました。
トッピングはマンゴーが王道ですが、今なら桃に“追い練乳”もおいしそう。
なめらかなだけに溶けやすいので、器も冷やしておいて、
削ったら即召し上がってくださいね。

は〜、長くなってしまいました。
そんなわけで、ただいまアマゾン楽天でも予約受付中!
おうちで絶品かき氷、食べ放題〜!の愉悦をぜひ体験してみてください。
夏休みのおやつに、ホームパーティのデザートにも大うけ間違いなし♪

あ、そうそう。
商品が届いてびっくりしないようにお知らせしておきますが、
箱にはあろうことか私の写真がついております…。

真夏の魔除け、にも^^;

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