初めての動画撮影
ここしばらく、ずーーっとどうしよどうしよと頭を占めていたお仕事が、昨日終わりました。
それは初めての動画。
ボルドーワイン委員会という機関から、
ワインにあう料理動画作成のお話をいただいたのは8月上旬のこと。
皆さんの前で作ってしゃべって、おいしそうに食べて飲む。
レッスンでは毎度難なくやっていることですが、それを逐一録画されるって…。
ぎゃおー←大パニック
何はともあれ、主役は料理。
プロセスから盛りつけ、ワインとの相性までを撮り、3分に編集すると。
もうお一方、同じテーマで出演するのがフレンチのシェフとのことで、
私は、フレンチ・洋もの以外のお料理を作ることになりました。
…って、ボルドーワインに洋もの以外! 難しやんけーーー!!!
でもそんなお題も、なんだか燃える…!
ふだんも、これってアリ? これってアリ?
といいながら国境を踏み越えてあれこれ合わせているじゃないの。
この機会にと、毎晩ボルドーワインを買っては飲み進みました。
今までブルゴーニュが好み♡ と思ってましたが、ワインの世界は深い〜。
同じボルドーでも本当にさまざまな味わいがあります。
メニューは、秋冬に合う華やかなヌーヴェルシノワに決めました。
試作の数々…(こりゃーないやろ!というものもありました、ハハハ)
撮影前には、
バリューボルドー2014@マンダリンオリエンタルという業界試飲イベントに伺い、
飲み比べ大会をして、これは!というワインをセレクト。
スタイリングも自前でしたので、器のリースに走ったり。
ふだんは手が出せない、憧れの青木良太さんの金銀彩皿をお借りして
そしてやってきた昨日。朝8時にスタジオ入り。
ほかほかの新米ごはんで腹ごしらえ、家族の応援にじーん。
スチール撮影は、フードフォトの大御所、山家学氏。
以前からお世話になっていたので、異国で知人にあったようにホッ。
まずはスチール用に3品。
パキパキとプロセスを押さえ、仕上がりもバシバシッと。
お料理がいきいきと浮かび上がるような画像にうっとり。
とにかくお仕事の早い山家さん、お昼前には上がって帰られました^^
おむすびをいただいて、午後から動画。
風貌も相まってグループサウンズっぽい…(♪キミ〜を見つけた〜こ〜の〜渚で〜…)
不慣れな私に、ポータブルマイクの使い方、視線の向け方などきめ細やかな指導が入ります。
じつは、小学校のころ演劇部だった私。
仮面をかぶるのよスヌ!と月影先生、もとい当時の顧問西村先生の顔がよぎりましたが、
仮面どころか、プロセスを間違えないようにするのに必死…。
ワインを一口のんで、感想を一言。これが一番むずかしかった。
つい、まったりとしていてコクがあり…とかふざけてしまいそうなところを、
まじめに真摯に伝えるのが使命。
でもこれも、料理とワインが口に入ってくるとおいしくて自然と笑顔に。
(モニターを見たら、いつも「長い顔だなあ…」と思っている弟にそっくりで仰天しましたが)
何口も飲むので、3品めくらいになるとだんだんリラックス。
血色もよくなってる! と皆さんに言われる始末。
つい盛り上げようと、最後の方がセリフはわざとらしかったかも^^;
顔やトークについては反省点が多々あるものの、
レシピをわかりやすく美しい動画で伝えられそうなのがうれしい。
飲みながらしゃべって作るグラハム・カーや金子信雄は偉大だった…!
と痛感しましたが、とても楽しいお仕事でした。
お話をくださったバーソン・マーステラの清水さま(お酒好き女子)、石田さま、木原さま。
スタッフの皆さま、
アシスタントを務めてくれた(ブリ刺も鮮やかに切ってくれた)テリィに感謝を。
公開はボルドーワイン委員会のHP、youtubeで10月中旬から。
1ヶ月に1本、12月までの間に3本が配信となります。
ふだんのレッスン以上に、細かいコツをたくさんお話ししたので、
必ずお役に立てて、しかもボルドーワインが飲みたくなる動画になっているはずです♪
公開時に、またこちらでもお知らせします!