大阪の美味〜長浜 関西の旅 1
バタバタの合間を縫って、先週、関西1泊の旅をしてまいりました。
滋賀の名高い発酵料理旅館「徳山鮓」に行くという目的で。
誘ってくれた友人たちは、前日から関西入り。
私は、徳山鮓宿泊当日、朝のうちに大阪へ。
折しも西から台風が接近している週末でしたが、深刻な状況になれば無理せず中断、という覚悟で出発。

伊丹空港からは、蒸し暑い曇天となりました。

お昼は、友達が予約してくれた堺筋本町のカウンター中華「一碗水」。

土日祝限定ランチコースは、12時に全員集合し一斉にコーススタート!というシステム。
無事関西入りを祝し、まずはプレモルで乾杯。



牡蠣の湯引き。半生の牡蠣にオイスターソース。
ごらんのとおり派手さはなく、おかずっぽいのに明らかにプロの味。

白菜ってこんなに味の濃い野菜だったっけ?いつまでも飲んでいたい。
滋味という言葉しか浮かびません。

なんだろーーーこのソースのおいしさ!!!
ピリ辛の奥深い酸味が、ほろほろと淡白な鮫にぴったり。

緑じゃなく真っ黄色の金針菜がメンマ的食感でおいしい。お肉の味が濃い!!

平たい生麺、甲殻エッセンスが凝縮されているようなうまみ、シャキシャキのもやしと黄ニラ、真っ赤な海老の卵。
こっくりした白ワインにもすごく合いそう。

むっちりぷわぷわなのに重くない、おいしい楽しいデザート。
このコース、一見軽めですが、かなり食べられる私でも満腹になりました。
ビールの後、数種類ある紹興酒から甕出し8年、普洱茶のポットでしめ。
お茶もおいしくて満足。
長身のシェフは金城武をストイックにしたようなハンサムで、
彼の無駄のない動きを見るだけでも価値がある…。
(ちなみにサービスの女性がこれまたチャン・ツィイー似の可愛らしい方。
アジア映画好きにはたまらないお店?)
雨なんか降りゃしないのぅ、と言い合いながらぶらぶら。
滋賀行き前のわずかな時間で、もう1軒。


軽くて上品なここのたこやきにとても合うのです。

たこシャン、通の方には常識なんですって…知らなかったぁぁ。素晴らしい組み合わせ。
たこやき以外に、ブリのソテーや豚足のスパイス煮など気になる一品メニューもたくさん。
今回はさくっと1杯でおいとま。

新大阪から、米原経由で長浜に向かいます。
窓外も都会から田園風景に。
長浜駅から、「季の雲(ときのくも)」へ。
えええこんなとこに…?というような辺鄙な場所に、突如表れるステキギャラリー。



写真がありませんが、2階には古道具・骨董が集まっていました。
なんてことなさそうな古びたお皿も、骨董にくわしい友人の解説をきいていると、たしかに盛りたい料理が浮かんでくる。
可愛い♡ だけじゃない、雰囲気のある食卓って、知識が深まってこそつくれるものなのでしょうね。
後ろ髪をひかれつつも、決断できずなんにも買わず。
再び長浜駅に戻り、余呉に向かいます。
あ、ちなみに長浜だからラーメン?と思いきや、「それは九州!」とタクシーの運転手さん。
たいへん失礼しました…。