食いたおし北陸3・金沢編(諸江屋、天ぷら小泉)

しばらくの後、なんとスタッフの方がご自分の車で氷見駅まで送ってくださった。
少し前までは人気バンドのツアースタッフとして東京で働いていたという方、
子育てのために奥様の実家、富山に移住されたとか。
そういう話、最近たまに聞くなあ。
東京以外のどこかに住むって、
昔思ってたほど難しいことじゃないのかもしれないな。
氷見駅から、1時間に1本しかない列車がちょうど来ていたので飛び乗り、高岡まで。
とぐーすか眠っていたら、高岡の2つ手前、能町駅でストップ。
作業員が来てチューニングしないと列車が動かないので、しばらく停止するのこと。
2時間くらい停まってたかな?
荷物の中にワインもあるし、そろそろ飲むっぺか…(おい
と話し始めたときに動き出した。
この日、お昼の予約もしてなかったのは幸いでした。
高岡駅でまた少し待機。
駅ビル内の酒屋で「風の盆」のお燗!
胃の腑にしみわたる温かさ。ありがたやありがたや。
雪は降ってないけれど身を切るような冷たい風!
この日の宿泊は片町のアパヴィラホテル。
古いマンションを一棟そのまま利用したスタイルで、
ビジネスホテルにしては広い部屋。何より場所が便利。
金沢に嫁いだお友達のお店と連れてきてくれた九谷焼の老舗・諸江屋さん。
2階のサロンでマダムがおいしいお茶をいれてくださり、
旅の記念に、赤や黄色が鮮やかな小皿でも買おうかしらと思っていたのです。
金彩の施してある醤油スプレーなどアイディア商品もあったり。
藍九谷っていうのですね。
和食器という括りに留まらない独特の美しさ、
これならうちの気ままな器コレクションに加えても浮かないと即決。
大きめの鉢も欲しくて悩んだけれど、それは次回のお楽しみ。
ドンまみなはおちょこも買ってたな。
晩ごはんの時間が迫ってきたので、お店へ。
路面が凍ってつるっつる。
ビステッカアルテジャーノ、ワインと分厚いステーキのお店、とありました。
諸江屋のマダムによると、新しいお店がどんどんできてるんですって。
そんなマダムも太鼓判の、天ぷら小泉。









