食いたおし北陸4・金沢編(東出珈琲店、近江町市場、乙女寿司)
最終日の朝は、金沢の台所・近江町市場端っこのこちらから。

静かな朝。レトロな店内におなじみさんの紫煙が漂うのもいい感じ。
珈琲を飲みつけない私はカフェオレを注文しましたが、 苦み渋みがやわらかく、いい香りで、すっとしみ込むようにのめました。 トーストも注文したけれど、特筆すべきはこちら。
自然にできた干潟のような模様の美しさ、たまごのおいしさ。
すごい人気店ゆえ、こちらの予約に合わせて来金(っていうの)する方も多数とか。 同行メンバーがそのあたり心得ていたので、11月末ごろ予約してくれたのでした。 
店内は素朴で清潔な印象。カウンターと、奥に個室が一つ。



これは良プリン。
地酒の「農口」山廃が欲しかったのだけど、
ものすごく高級(四合瓶で19,000円とか!)なのしかありません。
地酒を買うなら、金沢駅近くの大丸地下とか(送料がお安いのでまとめ送りがおすすめ)、
駅中の金沢百番街のほうが断然たくさん揃うし、試飲もできました。
人気のお魚、のどぐろなんて小さいのでも一尾2000円台から。
そういえば諸江屋のマダムも、
「気に入りの魚屋さんでも、担当者が変わっちゃうと、いい品がコンスタントに入ることはなかなかないの(困)」とおっしゃっていました。
たしかに、料理屋さんや地元の方がコツコツと築いている関係を、
観光客が即横取りなどできるはずもないのよね。
と納得して、一見の観光客らしく、
冷凍の半干しセット(のどぐろ入り)を自宅に送りました。
高級しいたけ能登てまりも。
好きな食べ方で立ち食いできるお店もたくさん。
北海道やロシア産とか地元の食材じゃないけど^^;楽しい!
この後、ごはんが控えてなければ一杯やってた。
さて、お待ちかねのお昼。
雪が深いのでタクシーで野町まで。

にぎやか婦人連なのでまたも個室に。

ウレシサを隠しきれない婦人
さて、この後は多くを語りますまい。
噂に違わぬおいしさ、何と表現すればよいやら、
雑味がない寿司というんでしょうか?
うまみがすーっと口から胃の腑に溶け込むような。
どうだー! という技を見せつけるのではなく、
素材のいちばんいいところをお届けしたい! という真摯な姿勢が伝わってくるようなお寿司なのです。
お酒も素材ごとに替えられるほどふんだんに揃っていて、これまたハイクオリティー。
これだけ呑んで食べたら東京だったらいくらになるやら…アワワ と下世話なことを思ってしまうほどのコストパフォーマンス。
乙女寿司に行くために金沢へ、という方の気持ちがよくわかりました。
達人たちのおかげで、大満足の旅でした。
雪の影響で足をのばせず、特段珍しいものは買えませんでしたが、
家族へのお土産はこちらにまとめてみましたよ。