3日目の午後は、オバマ大統領就任セレモニーで2期にわたってサーヴされたというナパのトップワイナリー、STAGLINへ。
世界的に有名なミッシエル・ロランをコンサルタントに招き、ファミリーの結束かたく、この歴史的な銘醸地で素晴らしいワインを作り続けています。こちらも一般の見学は受けておらず、ごく限られたインポーターなどしか入れない貴重なところ。 
門を入って車でしばらく行った先に、可愛らしい母屋?が。

こんにちは。こちらはSTAGLINのCEO、マダム・シャーリー。
モノトーンの装いに鮮やかなピンクのスカーフづかいが上品かつ活動的かつ真似したい、素敵です。
まずは駆けつけ一杯(とはおっしゃいませんでした←当たり前だ)と、
日本では扱いのないSTAGLIANOのロゼを振る舞ってくださいました。
みずみずしい果実が香るような辛口のロゼ。

家庭的なあたたかいインテリアの玄関から、ダイニングを抜けてテラスへ。


多肉植物の飾り方まで参考になるなぁ。
目がよくなりそうなナパ・ラザフォードベンチの景色を眺めつつ、畑の状況などを伺ったり。
しばしの後、母屋を出て畑と蔵を拝見します。


途中にある石造りのバーベキュー設備。素敵すぎてため息ばかり。

ふつうのぶどうと古木はやっぱりちがう。枝ぶりにえもいわれぬ趣があります。
もしもわたしがここの子供で、悪さをして蔵に閉じ込められたらそりゃ怖かろう、とあらぬ想像を繰り広げるほどの広さ。

もはや敷地内のどこにいるのかわからないまま、母屋に戻り、お待ちかねのテイスティング。
グリッシーニが香ばしくておいしくて。
シャルドネ1種にカベルネ3種。シャルドネがクリーミーでカリフォルニアらしく、たいへん好みのタイプ。カベルネの飲み比べも、なんという贅沢・・・。
シャーリーのご主人、オーナーのガレン氏も優しい笑顔でもてなしてくださったり。これほどの規模のワイナリーなのに、つかの間のゲストに対しても気さくでファミリア。オーナーの個性がワインにもはっきり反映されているなあ・・・とボリュームたっぷりなのにシルキーな味わいのカベルネを楽しみながら思っていました。