ともすけの「ししゃもパン」
iPhone交換が終わり、ようやく通常運転。
数日手離してみて、ちょうどいい距離感がわかったような気がします。
iPhoneを便利な相棒にするか、時間泥棒・感性泥棒にするかは自分次第。
お世話になるけれど倚りかからず、自分の感受性や時間くらい自分で守ろう
と、まんま茨木のり子さんな心境に至りました。
無くしてしまった「あの頃」を懐かみ惜しむのは世の常。
テレビが普及して家族の団欒が減ったとか、
冷蔵庫ができて乾物や漬物など各家ならではの保存食が遠くなったとか。
文明が進んできたとき、常に人はこういう迷いに直面してきたんだろうな。
便利になった事実と開発に感謝しながら、あくまでも主体は自分。
判断や感動にもっと実感をもちたい。
そんなふうにつきあっていこうと思いました。あらためて。
そんなわけで?
昨夜の会食時は、いちばんグッときた一皿だけを記録。
「ともすけ」のししゃもパン、というメニュー。
ハーブをまとったカリッとししゃもの下には、みっちり香ばしいパンのビネガー浸し。
ししゃもが完全にイタリアン。
経験と文化をお皿に盛り込む、ともすけさんの真骨頂。