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備える料理 覚え書き

Bysnuko

台風19号、怖かった。たくさんの情報があるありがたさと混乱。
とりあえず窓の補強と停電、断水への備えをと考えるも、これなら万全という策にたどり着けず、落ち着かないまま上陸を迎えてしまいました。

警報の鳴り響く夜を過ごし、深夜には何事もなかったかのような澄んだ星空。
ホッとして眠りにつきましたが、一夜明け、時間差で各地の被害を知りました。
近所でも大きな被害に遭われた場所もあり、言葉がありません。
心よりお見舞い申し上げます。

たとえ被害が少なくとも、強烈な緊張を強いられる災害時。
じっとしていられずキッチンに立って手を動かしていたら、3.11のときを思い出しました。
あのときはまだ娘たちも小さくて、大量にごはん炊いておむすびを作ったっけ。
今回は、スマホを片手に彼女たちなりに情報を得たりしているようでした。

天災は、自然が一定のサイクルで起こすものだとは知りつつも、人間が自然を貪り、軽視または学ぼうとせず粗末に扱っていることへの、なにものかからの抗議ではないかという気もしてきます。
奪えども満たされず、驕り高ぶりイライラし、貪り続ける人間(自分を含めて)に未来はあるのでしょうか? 
大きく不気味な自然の脅威を目の当たりにすると、そうした畏怖の念をもつとともに、無事に過ごしていられる日々はたまたまの幸運なのだと感じずにはいられません。

そんなことを考えながら、現実的に、少しでも落ち着くように、停電になって食材が無駄になったりしないようにとSNSに挙げたレシピを、備忘録として書き残します。
常食にもおいしくてうれしく、長持ちし、非常時にも役立つレシピです。

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【青菜のオイル蒸し】15C7C908-1B1A-44DC-9B8B-E9B6D4A1A1D9.jpg

台風前夜、39円で投げ売りされていたアレッタとケールで。

冷蔵庫に残ってる小松菜やほうれん草、かぶの葉っぱでも、根菜類でも。茹で野菜でも、そのままオイル蒸しすると持ちが良くなります。

常温保存したければ、冷めてから保存袋に入れ、オイルを少し足して空気を抜き、ぴっちり閉めれば数日は大丈夫。


●洗って水に浸しパリッとさせる。

●フライパンでオリーブオイル、塩、叩いたにんにくを熱する。

●水滴がついたままの野菜を、太い茎がオイルに触れるようにしながら押し込み、すかさずフタをする。

●少し経っておとなしくなったら、トングで裏返してオイルをからめる。

●フタをしてジリジリ焼き。たまに裏返し20分ほど、茎がこんがりして嵩が1/3になるくらいまで。


【香り野菜の酢漬け】

87e692a38fcac3d9884545514382a1ad.jpg野菜室にあった大袋で買った茗荷と使いかけの大きなたまねぎ。 

こんなん酢漬けに決まってる!(茗荷買った時にやってれば…) 

●茗荷は洗ってきっちり水気切って、半割りにして瓶に詰め、すし酢を半分ほど。野菜から水分出るから、半分で充分。あれば赤唐辛子も入れて。

●たまねぎは、ホワイトバルサミコと千鳥酢半々、塩ふたつまみ、コリアンダーシードを振り混ぜた瓶に詰めて振るだけ。好みの酢でOK。スパイスはクミンシードや胡椒でも。

●3、40分もすればおいしいピクルスに。みょうがは翌日のほうが色鮮やかでした。

●瓶は消毒しとくと安心。

ウォッカ吹き付けたペーパーでサッと拭く(いや、ふつうにアルコール消毒するか保存袋でも)



【炒め煮】

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ミニエリンギは大好きなマスタードマリネに。エリンギってじっくり焼くと甘い香りがしてきます。

そこに甘じょっぱいたれ。ほかのきのこでも。

 ●フライパンにオリーブオイル大2とエリンギを入れ、強火で炒める。

●塩を振り、フタをして中火で蒸し焼きに。表面に水分が浮いてしっとり濡れた後、こんがりと焼き色がつくまで。この量で10分くらい。ここでしっかり水分を引き出しておくのが長もちのコツ。

●ポン酢大2、粒マスタード大1、はちみつ小1を加えてからめ、煮詰まったらできあがり。

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