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『咲かせ鮨 花回廊』(池袋/鮨)

Bysnuko

実家の母が「よく行く銀座の焼鳥屋のおやじさんが超オススメしてた」ということで、
池袋の『咲かせ鮨・花回廊』を目指してGO!

場所は、駅に隣接するメトロポリタンプラザ8階。
ご存知、年季の入ったファッションビル。
こんなところに名店?ありえにゃい…とエレベーターに乗りつつも及び腰。
さらに、お店の前に来て強烈に帰りたくなりました。
だって、かの假屋崎省吾氏の写真がパネルでバーーン!!
この店の空間プロデュースを手がけたんだって、ひええ! 
見渡す限り、脳ミソを思わせる丸いバラのブーケと赤い珊瑚のおどろおどろしい飾りつけ。
頭痛と腹痛と歯痛が一挙にスヌ子の全身を襲うも、母と姉は平気の平左で入店。
実家を離れて幾星霜、肉親とても深いミゾを感じた瞬間でした。

さて夜は3,500円のコースのみ。
出だしに甘ったる~い青リンゴの食前酒を出され、ますます暗い気持ちに。
テーブルにあるメニューを手に取ると、赤面するような言葉のオンパレード。
あのぅ、鮨∞フレンチっていったい? シブがき隊の唄が一瞬よぎります。
(「本気だぜ、ヤバイくらいに本気だゼ!」byモッくん)

必死に気を鎮めて見回せば、OLさんや会社の集いと見られるグループでいっぱい。
姉によると、最近hanakoに掲載されたとか。ナルホド。

恭しく供されるチマチマとしたお鮨だかフレンチだかをポイポイと口に放り込みつつ、コート・デュ・ローヌのワインをぐいぐい。
「全然お腹がいっぱいにならないよぅ」とつぶやき、次々に片付けるスヌ子。
が、ダメ出しをするにはまだ早かったのです。
魚のポアレのようなメインディッシュ(“至高の主菜”というやつ)も即座に平らげた後が、
このお店の本領、そう、∞に頼める食べ放題鮨だったのだっ。
ここまで所要時間約1時間半、たいていの方は9割がた終わった…と感じるだけの時間が流れていますが、スヌ子の満腹中枢はもっとくれ~サインをピコピコ。
凡人の母や姉は「いいわよぅ、もう。適当に頼んで?」などと甘っちょろいことを申すので、
すかさず私が12カン一気に注文。
だって一人が一度に頼めるのは4カンまでなんだもの。

それから何度追加したでしょうか。
ウニもいくらも平目もマグロも、食べた食べた食べた。
間に“京の漬物づくし”などというサッパリお鮨も挟むといくらでも食べられます。
スヌ子は行ったことないのですが、回転寿司というのもこんな感じなのでしょうか?
最後の方では店員さんの顔色が優れませんでしたが、具合でも悪かったのでしょうか?

結論としては、満足。
確かに、いわゆるお鮨屋さんを目指して行くとビックリガックリしますが、
アミューズメントパークも兼ねた小さなおにぎり屋さんだと思っていけばよいのです。
3,500円で指先までゴハンで満たされる充実感。
これも日本人のDNAのなせる業でしょうか?
今となっては、假屋崎さんの写真も草月流な店内もシブがき隊なメニューすら、
なんだか心楽しいものに思えてきます。

池袋でレストランジプシーになったら、ぜひ!?
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Comments 1

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satomic  

No title

いやん、行きたい。
池袋といえば、”I・W・G・P”。『咲かせ鮨・花回廊』までの道を迷ったら、阿部サダヲ扮する浜口刑事みたいなおまわりさん探して、首根っこ引っ張って尋ねたいものよ。

しかし、3,500-でそこまで楽しめるなんて驚き。
あるものなんですね池袋。
私も”本気”モードでいってみよっと。
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2005/02/04 (Fri) 05:09 | EDIT | REPLY |   

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